尹東柱(ユンドンジュ)が歩いた道を行く宇治川ハイキング
~使い捨て時代を考える会学習会~
□申込:HPカレンダーより
■開催日時 : 2025年10月27日 (月) 9:30~12:15
■集合場所: 京阪宇治駅前ロータリー (現地解散)
■案内人 : 紺谷延子 (詩人尹東柱記念碑建立委員会事務局長)

尹東柱 (1917-1945)
ユンドンジュ

詩人尹東柱 (1917-1945) は、 同志社大学留学中の1943年7月、 京都下鴨警察署に独立運動容疑で逮捕・起訴され

治安維持法違反懲役2年を宣告されて福岡刑務所へ送致され、 1945年2月16日、27歳で獄死しました。

尹東柱は逮捕される直前の1943年初夏、 同志社大学の学友とともに宇治川ハイキングをして天ケ瀬吊り橋を訪れ、

そこで皆で記念写真を撮っていました。 この写真が尹東柱の姿を留めた最後の写真となりました。

やまもとせんじ
奇しくも尹東柱が訪れた宇治は、治安維持法に絶対反対を貫き右翼に刺殺された、 衆議院議員山本宣治(1889-1929)が暮らしたところでした。

尹東柱は宣治が暮らした「花やしき」の前の道を通って宇治川を上っていました。

宣治を知る宇治市民は尹東柱との不思議な縁を感じました。

戦時、治安維持法が猛威を振るい、物言えぬ社会が形成され、植民地支配と侵略戦争が強行されて行きました。

尹東柱を知った宇治市民は、治安維持法の時代を再びつくらないため、

尹東柱が天ケ瀬吊り橋で撮った最後の写真とともに尹東柱のことを伝えていくことを決意しました。

★2005年9月、宇治市民の呼びかけで、尹東柱を記憶し後世に伝えていくための記念碑建立運動がスタートする。

★2017年10月、宇治川上流 「白虹橋」 右岸のたもとに「詩人尹東柱 記憶と和解の碑」が建立される。
2枚の板石に尹東柱詩 「新しい道」 を直筆と日本語訳で刻む。

★詩人尹東柱記念碑建立委員会は、2月16日 「尹東柱をしのぶつどい」、5月「尹東柱が歩いた道を行く宇治川ハイキング」、 10月 「詩人尹東柱 記憶と和解の碑」建立記念碑前のつどい、 12月碑周辺大掃除、等々を行っている。