2013/6/9

[脱原発・自然エネルギー推進の取り組みへもどる]

使い捨て時代を考える会40周年記念連続企画第2弾
未来は変えられる!~子供たちの未来のために~

映画『おだやかな日常』
シェアリング

2013年6月9日キャンパスプラザ京都

「なぜお母さんが、人を責め、自分を責めなければいけないのでしょうか?」
 6月9日(日)映画『おだやかな日常』上映は、山﨑典子代表理事の上記の問いかけで終りました。
 映画は、2011年3月11日直後の、避難勧告はないけれど放射能の低線量汚染がある地域で起きた混乱を、2人の女性の日常を軸に描いたものです。
 映画上映後、千葉県柏市、北茨城、東京から京都に移住してきた女性の思いを聞く時間を持ちました。
 「葉っぱに触ろうとする子どもをヒステリックに叱り飛ばした自分に耐え切れず移住を決意した」
 「放射能被爆に関する自分のあぶないという感覚は本当に正しいのか、と問われると分からない。自己満足と言えるかもしれない、しかし移住を決めた。」
 映画製作者は「問題を冷静に話し合って、違いを受け入れあえる社会をつくりたいな、という気持ちで、暗部を見据える物語にしました。単なる原発事故の映画ではなくて、普遍的な人間の対立構造とか、人間の意識とか本能を描きたかった」と述べています。                         (報告:吉永剛志)