本当に大切なもの 食・農・こどもたちの未来 そして私たちの暮らし NPO法人  使い捨て時代 を 考える会

 

更新 2019 .4。23

2014年/1/28関電京都支店との話し合い記録

 

    関電側;広報担当    3名

    使い捨て時代を考える会;4名(山田、山 田、藤井、村上)

 

今回は大飯原発、高浜原発の再稼働を今夏に向けて進めてい るとの報道を受けて以下の申し入れを行ったのち話し合いをした。

 

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申 し入れ書  大飯原発3・4号機、高浜原発3、4号機の再稼働に向けた安全審査を取り下げるよう 申し入れます

 

 貴 社が大飯原発3、4号機、高浜原発3,4号機の再稼働に向けて安全審査を申請しており、今夏の再稼働を目指しているとの報道がありまし た。高浜原発については規制基準への適合審査を合格させるために、防潮堤の完成を一年前倒しにするとのことです。そこまで再稼働を急ぐ理 由は赤字解消とのことです。このことに私たちは強い憤りを抱きます。赤字解消と言いながら、なぜ大きな経費を使って防潮堤の完成を早める のでしょうか。避難計画も国や自治体任せで、避難するバスの手当てさえ全くできていない状況を放置しての再稼働はきわめて無責任な態度で す。さらに使用済み核燃料、放射性廃棄物の処理のめどが全く立っていないという現状を認識しながら、再稼動を進めるとは常識では考えられ ないことです。

 

 福 島原発事故から2年10ヶ 月が経ちましたが、放射性汚染水は漏れ続け、いまだに原子炉内の状況すらつかめていません。福島原発事故による15万人と言われる被災者に対して全く救済が進ま ず、被災者は苦境に陥れられたまま不安な生活を送っています。この現実をどう考えておられるのでしょうか。

 

  貴 社の経営不振は原子力依存体質による積年の経営の失敗が原因です。赤字解消は代替エネルギーへの積極的な変換でこそ可能なのではないで しょうか。目先の利益のために、命よりも金銭利害を優先させる再稼働には絶対反対です。

 

直 ちに大飯原発、高浜原発の再稼働に向けた安全審査申請を取り下げてください。

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以下話し合いの内容(Q;こちら側の発言  A;関電の発言 *関電発言の カッコ内はこちら側が補足したもの)

 

A(申し 入れを見て)これまでとスタンスは変わっていない。できるだけ早く再稼働を認めてもらいたい。報道は審査の先生が言ったこと、あるいは報 道が言ったことで、関電としては(今夏の再稼働を)示していない。電気の安定供給のため、また値上げした電気料金を元に戻すために再稼働し ていきたい。

 

Q原発の ような大規模集中電源は事故が起きたら止めなければならない。安定供給と言えるのか。そもそも9月 から国内の原発の稼働はゼロを続けており、原発がなくても電気が不足する状況にはない。

 

A福島事 故を踏まえ、新安全基準に従い、安全を高めて安定供給に努めたい。法律に従って定期点検している。安定供給に関しては、火力発電所が稼働 しすぎで、今日も不具合が見つかり、停止しなければならないかもしれない。何事も機械ものなので、何かあったら止めなければならない。ど の工場でもやっていることだ。勇気をもってしっかり止める。無駄というが、ある程度余力を持っていないといけない。大規模電源が落ちたら ということのために、複数電源を持っている。季節によって時間帯によって変わるので、全力をもってやっている。

 

Q原発は 大きい事故でなくても、小さい事故でも止まる。その他の再生可能エネルギーは進めているのか。

 

A福井県 で500kワット級の準メガソーラーをつけている。太陽光発電を京都府で進めてい る。でも全体の1~2% だ。事故前より上がっているが、全体に占める割合は少ない。主要電源にはならない。

 

Q大飯・ 高浜が再稼働したとして、避難できる状態ではない。事故が起きないようにしていると言うが、過酷事故が絶対に起きないというのは「安全神 話」であり、過酷事故が起きることを前提に、それでも避難できること、絶対に放射能による被害が起きないということでなければ、安全だと 言ってはならない。そして想定外の事故は企業の存続にかかわる。企業の存続を国の審査委員会に任せていいのか。

 

A新安全 基準のクリアは最低限目指すもの。免震棟は法で決まっていないが当社が自主的に安全性をより高めるという努力でやっている。

 

Q当面の 経営として原発を何%にしたいのか。

 

A原発の 比率についての見通しは立っていない。エネルギー見直しも見通しは立っていない。国民のエネルギー需要を担う以上国の方針に従わざるを得 ない。

 

Q安定供 給するために電気料金を引き上げることも必要と思うか。

 

Aできる だけ安くしたいが、価格よりも安定供給だ。現状では電力会社も貿易赤字の足を引っ張っている。

 

Q節電が 進んでいる。大きな電力はいらないという意思表示ではないか。原発を動かす必要があるのか

 

A震災以 降のお客様の省エネ協力にはお詫びとともに感謝したい。6~7%節電してもらっている。原発が無くても良いというのは少々乱暴な意見だ。綱渡り的に供 給している。(火力発電などの)点 検を先送りにして稼働させている。

 

Q危険な 原発を動かすのではなく、再生可能エネルギーほか、原発以外の新たな電源の開発をしてもらいたい。

 

A国土の 制限などがありコスト面で難しい。

 

Q防潮堤 の完成を前倒しにしているというが、いつ完成するのか。

 

A(2015年3月だったかなー、いや2014だったかなーとか言いながら互いにひそひそ、良くわかっていなかったみたい。無責 任!)

 

Q防潮堤 は関電が出費しているのか、国の補助があるのか。

 

A防潮堤 は関電の設備なので関電が出資して工事をしている。

 

Q発送電 分離など考えて経営計画を立てていると思うが、原発の新設は考えているのか。

 

Aオフィ シャルに計画しているものはない。

 

Q代替エ ネルギーへの転換を考えているか。

 

Aこれま でもやっている。安定供給の使命のためにはエネルギーバランスを考えることが大切だ。

 

Q青森に は使用済み核燃料をどれだけ運び込んでいるのか。

 

A2000体弱。どれだけ受け入れているかという情報は日本原燃が把握している。

 

時間切れでここまで。今夏の再稼働については明言を避けた。